■緑内障の危険因子

関係が明らかなのは、「眼圧」と「家族歴」だけ

ここでは緑内障の危険因子を、因果関係が明らかな「緑内障の発症にかかわる危険因子」と、 何らかの関係があると推測できる「緑内障の人に多い要素」に分けて説明します。


●緑内障の発症にかかわる危険因子

緑内障との関係が明らかなのは「眼圧」と「家族歴」の2つです。

▼眼圧
眼圧が高いと、視神経が圧迫されて障害を受け、視野が欠けてきます。 また、さまざまな調査から、眼圧が高ければ高いほど、緑内障の発症率も高くなることがわかっています。 ただし、日本人の場合は正常眼圧緑内障が多いので、眼圧が基準値の範囲内でも、油断はできません。

▼家族歴
両親や兄弟姉妹など家族に緑内障になりやすい人がいる場合は、定期的に緑内障の検査を受けることが大切です。

●緑内障の人に多い要素

緑内障との因果関係は明らかになっていませんが、緑内障の人には、次のような特徴を持つ人が多く見られます。

▼高度近視
正常眼圧緑内障を含む、原発性開放隅角緑内障の患者さんに、強い近視のある人がよく見られます。

▼遠視
原発性閉塞隅角緑内障の患者さんには、遠視の人が多い傾向があります。

▼低血圧・冷え性・片頭痛
正常眼圧緑内障の発症には、血液の循環障害が関係しているといわれています。 この3つは、いずれも血流の障害が関係して起こるもので、正常眼圧緑内障の患者さんにしばしばみられる特徴です。

▼高血圧・糖尿病
原発開放隅角緑内障で、眼圧が高いタイプの人には、高血圧や糖尿病の人が多くみられます。 また、高血圧や糖尿病があると、緑内障の進行が早まることがあります。